ハルカナソラ

あらすじ

dmmより抜粋

『ヨスガノソラ』のファンディスクが登場！！

■倉永 梢

クラスの委員長を務める梢は、その役柄の為か、小言や仕事では男子と話せるが、
雑談や、ましてやプライベートな事までを話した事はなかった。

だからいつも、悠や亮平たちに話しかけるには、事務的なことでしか声をかける事ができなかった。
そんな関わり方でも、悠はいつだって優しく対応してくれて、どんどんきになってしまう……。

優しくって元気いっぱいの先輩に、子犬のように愛くるしい同級生。
容姿端麗・才色兼備の言葉がぴったりなお嬢様や、大人の色香漂うメイドさん。
そして極めつけは、お兄さんにべったりな双子の妹まで…
悠争奪戦はとにかくライバルでいっぱい！

それでも梢は、何かと理由をつけて悠と一緒にいたい……。

いま、委員長の闘いが始まる……。


■春日野 穹

「無事に戻ってきてくれて良かったです」
涙ぐむ梢をはじめ、瑛、奈緒、一葉、亮平が笑顔で出迎えてくれる。

「……ごめんなさい」
悠と共に下山した穹は素直に謝り、事情を知る奈緒の計らいでとりあえず自宅へと戻ることに。

お風呂に入り、穹が作ってくれた食事を摂り、やっと落ち着きを取り戻す二人。
長かった一日が終わろうとしていた。

なんて事のない日常が、互いを意識する事によって変わり、
疲れているはずの二人は、布団の中でいつまでも眠れずにいた。

「ねぇ、ハル……これからどうしようか……？」
「いっただろ、ここでやっていこうって」
「ハルがそう決めたんだったら、私もそれでいい……」

今日が終わり、また来る明日が今までとは少し違った日々だけれども、
これからも変わらぬ生活を送る事を確かめ合う。

そんなある日、二人の元に手紙が届く。
北欧から来た手紙が、二人に新たな一歩を踏み出させる……。


■伊福部 やひろ

手痛い失恋を経験してからというもの、恋だの、愛だのといった事に消極的になってしまった、
めんどくさがり屋のお姉さん、やひろ。
今日も相変わらず、瑛や悠に店番や用事を押し付けては、毎日をだらだらと過ごしていた、そんなある日。

「ねぇ、もしかしてさ。けなげに手伝ってくれてる悠君って、
やひろの事好きだったりするんじゃないの？？」
という、何気ない初佳の一言で、やひろは悠を意識し始めてしまう。

顔は良くて、物腰が柔らかいだけの、苦労知らずで、年下のお坊ちゃん（ガキ）。
ちょっとした悪戯でからかったり、冗談交じりで誘惑してみた時の反応を楽しんだり……。

ただ、それが間違いだった。

不意に、久々に感じた恋心に戸惑うやひろは、意地を通すのか、それとも──


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