闇の声II

あらすじ

dmmより抜粋

私立瑛光学園は「友愛・勤勉・誠実」を校訓とする、規律正しい学園だった。
謎の転校生・太刀川桂が現れるまでは…。

九月某日。
私立瑛光学園では二学期の始業式がはじまろうとしていた。
始業式に向かおうとしていた学園長・京極マキの前に、ひとりの転入生が現れる。
長い褐色の髪を赤いリボンで束ね、小さな眼鏡の下にいたずらっぽい瞳を隠した、たおやかな美少女。
いぶかしむ学園長に、少女はにっこり微笑むと、こう宣言する。
「いい、これからこの学院の校訓は色欲・怠惰・快楽とするわ」

彼女の名は「太刀川 桂」。
前作「闇の声」で館の女主人「小夜子」に従順に仕えていたメイド・Kの異なる姿。
小夜子の気まぐれで「闇の力」を分け与えられたKは、新たに身につけた力を試すため、獲物を求めて赤牟市に上陸する。
そして目をつけたのが、「私立瑛光学園」。
人里離れたしずかな山奥に存在する、男女共学の全寮制学園。
しかも良家の令嬢・令息が多く通うという…。
極上の素材と閉鎖空間。
人間の心の奥底に潜む欲望を刺激し、秘められた本性を暴き出す「闇の力」を試すには最適の場所だ。

学園には様々なタイプの人間が存在し、満たされぬ思いや、本人すら気付いていない禁断の欲望を心の奥深くに抱えている。
桂の目的は、学園の関係者を完全に堕落させ、学園に巨大な堕落連鎖の環を完成させること。
桂は、堕落させたい・Hな姿が見たいと思う人物に対し、その人物を堕落に引きずり込むことが出来そうな人物を学内から探し出し、その人物（桂自身のこともある）を、狙ったキャラクターに差し向ける。
するとHなイベントが発生してこの人物の堕落度が進み、次第に秘められた淫らな欲望を解放するようになっていく。
堕落が進めば進むほど、キャラクターは快楽の虜となって欲望をエスカレートさせ、過激なプレイを繰り広げる。キャラクターの本性を見極め、組み合わせることで堕落連鎖はヒートアップしていくのだ。
やがて抑圧された感情が解き放たれた時、その人物は本性のまま淫らに変貌を遂げていく…。

また本作では堕落は個人のレベルに止まらず、そのキャラの所属するエリアを巻き込んで、エリアごと堕落していくことになる。真面目だったはずのエリア内の人間は、堕落的影響をうけることで理性を失い、突然淫乱な行為に耽溺するように変化していくのだ。その結果、集団乱交が発生したり日常的にあやしげな行為が行われるようになることもある。
個人の堕落がエリアの堕落を呼び、エリアの堕落は新たなるエリアへの堕落を引き起こし、堕落という名の淫靡な毒がジワジワと学校全体を侵していく。

やがて最後のひとりまで完全に堕落したとき、学園に痴態連鎖の環が完成する。
そしてその時はじめて、太刀川桂の真の目的が明らかにされるのだ…。
秩序正しき清廉な学園を、快楽と倒錯の支配する狂乱の別世界に変えるのは、プレイヤーの腕にかかっている。


【同梱特典】『原画設定資料集』付